三河一色(愛知県)産の新仔鰻を提供しています

☆新仔とは

毎年11月頃から翌年３月頃までの漁期に鰻シラスを採捕します。この鰻シラスを養鰻業者が買い取って成鰻に育てます。同じ池で成長に差が出てくると、鰻は共喰いをしますので１ヶ月に1度は選別作業を行なっていきます。この中で最も成長の早いグループが約６ヶ月程度で出荷サイズとなります。人間で例えると健康優良児といったところでしょう(成長の遅いものが悪いわけではありません)
この約半年で出荷サイズまで成長した鰻を新仔と呼んでいます。いつまで新仔鰻と呼んでいいのか明確には決まっていませんが、おおむね8月中くらいかと思います。お米に例えると新米と呼んで、もてはやすのがせいぜい年内くらいまでかと思います。これと似たようなもので、あくまで旬のものに付けた呼び名です。
夏の土用丑の日に間に合わせるためには遅くとも１月中旬までに池入れしなければなりません。例年１１月からの漁期開始当初が不漁の場合、シラスの単価が高騰し、池入れが遅れる養鰻業者の方も多くなります。その結果、翌年の土用丑の日には間に合わない状態となり、供給不安定から価格の高騰となってしまいます。この度、何とか安定供給の見通しがついたため新仔鰻に切り替えることとなりました。例年に比べ１か月程度遅くなってしまい申し訳ございません。なお、提供価格は現状維持とします。できる限り焼きたてを店内でお召し上がり頂きたく思っております。お持帰りの蒲焼きは焼きたての状態には二度と戻りません。新仔は柔らかいのでデリケートです。